LED電球

最近、省エネの流れを受けて、LED電球への置き換えを検討されている方が多いが、LED電球のパッケージに書かれている注意書きを見て、購入に二の足を踏んでいる方が多いことが解った。

注意書きには、まずは「調光タイプの電球には使用不可」と書いてある。次に「以下の様な所には使わないで下さい」と書いてある。「密閉タイプ」、「熱が籠もる構造のところ」である。

熱が籠もるところで使用されると、半導体であるLEDは寿命が短くなる可能性がある。又、電球と違って、LED電球の発熱部は口金部で、そこに制御回路があり熱が出る。口金部が断熱材で覆われていれば問題が起こる可能性はあるが、消費電力はわずか5W~7W(白熱電球の40W~60W相当)、“なつめ電球”程度の発熱であり、全体が覆われている程度では問題が起こるとは考えられない。

メーカーは製造物責任(PL法)上、免責のために書いていることは理解するが、先のセミナーでは受講者の2/3は、その注意書きを見て購入を断念したとのこと。折角の省エネのチャンスが、みすみす見送られている。勿体ない。